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ハリウッド・ベスト10

(2018年11月)



1位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Halloween"(ユニバーサル)         ホラー
ジェイミー・リー・カーティス、ジュディ・グリア、
ウィル・パットン主演

週末興業成績/総売上:   3,142万ドル/12,608万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,990館/2週間
 
2位:
この映画のオフィシャル・サイト
"A Star is Born"(ワーナーブラザーズ)映画評はここをクリックして下さい ドラマ
邦題: 「アリー/スター誕生
レディー・ガガ、ブラッドレイ・クーパー、
サム・エリオット、デイヴ・シャペル主演

週末興業成績/総売上:   1,404万ドル/14,861万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,904館/4週間
 
3位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Venom"(ソニー)                アクション
トム・ハーダィ、ミシェル・ウィリアムズ、
ウディ・ハレルソン、ジェニー・スレイト主演

週末興業成績/総売上:   1,065万ドル/18,713万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,567館/4週間
 
4位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Goosebumps 2: Haunted Halloween"(ソニー)
ケン・ジョン、ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ、
クリス・パメル主演
             コメディー
週末興業成績/総売上:    728万ドル/3,813万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,723館/3週間
 
5位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Hunter Killer"(ライオンズゲート/サミット)アクション
邦題: 「ハンターキラー 潜航せよ
ジェラルド・バトラー、ゲイリー・オールドマン、
コモン、ミカエル・ニクヴィスト主演

週末興業成績/総売上:    665万ドル/665万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,728館/1週間
 
6位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Hate U Give"(20世紀フォックス)    クライム・ドラマ
アマンドラ・ステンバーグ、レジーナ・ホール、
アンソニー・マッキー、コモン主演

週末興業成績/総売上:    510万ドル/1,830万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,375館/4週間
 
7位:
この映画のオフィシャル・サイト
"First Man"(ユニバーサル)          ドラマ
ライアン・ゴスリング、クレア・フォイ、
カイル・チャンドラー、コリー・ストール、
パトリック・フジット、クリストファー・アボット主演

週末興業成績/総売上:    487万ドル/3,781万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,959館/3週間
 
8位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Smallfoot"(ワーナーブラザーズ)      アニメ
チャニング・テイタム、ジェームズ・コーデン、
ゼンデイヤ、コモン(声優)

週末興業成績/総売上:    476万ドル/7,260万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,662館/5週間
 
9位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Night School"(ユニバーサル)        コメディー
ケヴィン・ハート、ティファニー・ハディッシュ、
ロブ・リグル、ローマニー・マルコ主演

週末興業成績/総売上:    324万ドル/7,143万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 1,991館/5週間
 
10位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Mid90s"(A24)                 コメディー・ドラマ
ルーカス・ヘッジズ、キャサリン・ウォーターストン主演

週末興業成績/総売上:    298万ドル/333万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 1,206館/2週間



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日本公開に先がけ、「ハリウッド最前線」
がお届けする、いま話題の映画レポート


 
A Star is Born
アリー/スター誕生

画像による索引
1954年、1976年に続き本作で3度目の映画化となる「スター誕生」だが、この新しいバージョンの核となっているのは、監督としてのブラッドレイ・クーパーと主演男優としてのブラッドレイ・クーパーの愛の物語だ。監督が主演する映画で自らをアピールすることは他の作品でも珍しくない。しかし、本作でクーパーが登場するシーンは多く、あたかもアカデミー賞選考委員会へ提出する主演男優賞候補用に編集されたDVDのごとくである。幸い本作は他にも見どころが少なくないものの、やはりクーパーのバージョンでは、女が成功し男が落ちぶれてゆくというこのハリウッドのクラシック・ストーリーへ違和感を覚える瞬間はあるだろう。クーパー(エリック・ロスとウィル・フェッターズと共に脚本も書いている)が演じるジャクソン・メインは、カントリー歌手として大成功を収めていた。しかし、同時にアル中であり医者の処方する薬浸けであり、カリフォルニア州でのコンサートが終わった時も、リムジンの中で残っていたウィスキーの瓶を空けた後、運転手のビル(グレッグ・グランバーグ)へどこでもいいからバーを見かけたら立ち寄れと命ずる。そして、一番近いバーはたまたま女装した男性たちが口パクで歌いながら踊る「ドラッグ・バー」であり、パフォーマーの1人が唯一の女性アリー(レディー・ガガ)であった。彼女のパフォーマンスに大きく心を揺さぶられたメインは、彼女を別のバーへ誘う。その「コップ・バー」と呼ばれるハリウッド映画で登場する正統派(?)のバーでは当然ながら喧嘩が始まり、1人の男を殴ったアリーの手を冷やすため2人は冷凍食品を買いにスーパーマーケットへ行く。その駐車場で話が弾み、アリーはメインへ自分の歌を聴かせるのだ。彼女の才能に感服したメインが、彼女を次のコンサートへ起用しようと決める。その話を持ちかけられたアリーは断ろうとするが、メインの熱意に根負けして出演することとなった。本作は2時間16分を通してディテールが描写されながら、テンポは速い。メインとアリーの出会いがロマンスへと発展し、メインは飲む量が減り、何よりもメインの兄であるロード・マネージャーのボビー(サム・エリオット)は長年メインがここまで好調だったことはないと言う。そこへ現われるのがプロデューサーのレズ(ラフィ・ガヴロン)で、アリーと契約を交わす。彼はアリー1人の広告を出し、彼女の髪の色を変え、バックコーラスを雇い、ステージ全体の振りを付け、彼女もリハーサルに余念がない。クーパーのバージョンの「スター誕生」ではカントリー歌手からポップ歌手への芸術的な転身がベースにある。そんなアリーの転身をメインは快く思っておらず、ストレスからますます酒浸りとなってゆく。レズはメインの存在がアリーのキャリアの邪魔だと考え、その事実を突きつけ、それが悲劇的な結末をもたらすことに・・・・・・日本ではクリスマス映画として封切られる本作、クーパーの監督デビューのお手並みを拝見しようではないか!



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