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旅行代理店
旅行代理店の客にはいろんな人間がいます。アメリカで実際あった冗談のようなエピソードを、いくつかご紹介してみましょう。
- ある客が、窓際の席は髪が乱れていやだから通路側を取ってくれと言いました・・・・・・飛行機を予約する時の話です。
- 日本と違ってアメリカ大陸は広く、中部の田舎町へ行くと、海を見たことがない人も珍しくはありません。
そんな田舎町の客がハワイまでのパッケージ・ツアーについて訊ねました。係員はどのようなオプションがあり値段はいくらと、詳しく説明してゆきます。説明の後、しばらく考え込んだ客が、
「カリフォリニアまで飛行機で行って、そこからハワイは鉄道を使うと、もう少し安くなりませんか?」
- 「ハワイまでの道に有料道路はありますか?」
- 「空の便も海の便も使わずにヨーロッパへ行く方法は?」
- ケープタウン行きを希望する女性客から電話がありました。応対した係員は、さっそく飛行機の所要時間やパスポートに関する注意点などを説明し始めます。
と、係員の説明を遮った女性客が、
「わたし、あなたに恥をかかせるつもりはないけど、ケープタウンがあるのはマサチューセッツ州なのよ」
そう言う相手へ、なるべく恥をかかせないよう気づかいながら、
「ケープコッドはマサチューセッツ州で、ケープタウンがあるのはアフリカの・・・・・・」
係員が言い終わるまで待たず、女性客の示した反応は、
「ガシャ!」
- フロリダのパッケージ・ツアーを買った男性客から文句の電話が入り、その興奮ぎみの声を聞いた係員は、
「オーランドで何か問題があったのでしょうか?」
「おれの部屋は海側を頼んだはずなのに、海が見えないぞ。これじゃ、話が違う!」
「お客様、無茶をおっしゃらないで下さい。オーランドは州のまん中ですから、海が見える部屋なんて不可能です」
「おれは騙されないぞ・・・・・・ちゃんと地図を確かめたが、フロリダは細長い州じゃないか、見えないはずがない!」
- こういう問い合わせもありました。
「イギリスからカナダは見えますか?」
「いいえ、見えません」
それを聞いた客が不思議そうに呟きます。
「地図ではこれだけ近いのが見えないなんて・・・・・・」
- 同じパターンであと1つ、
「スコットランドとデンマークに行きたいんです」
「その距離を旅するには日程が足りません」
「地図だと1インチ(約2.5センチ)しか離れてないじゃないか!」
- また別の客からは、
「ダラス空港でレンタカーを予約してもらいたいんだが」
「わかりました」
答えた係員がコンピュータを調べます。すると、その客は乗り継ぎのためダラス空港に1時間しかいないことがわかり、なぜレンタカーを予約するのか理由を聞きます。答えて曰く、
「ダラス空港は広いと聞いたんで、搭乗ゲートから搭乗ゲートまで移動するのにレンタカーが必要なんだよ」
- 感じのいい婦人客が、デトロイト発は午前8時20分なのに、どうしてシカゴ着が午前8時33分なのか質問しました。ミシガン州はイリノイ州より1時間早いからだと言ってもわからぬ客へ、係員が時差について説明します。しかし、いくら説明したところで客は納得せず、実際の飛行時間が1時間13分と理解させるなど不可能です。諦めた係員は半ばヤケクソで、
「飛行機のスピードがすごく速いんです」
すると婦人客は、あっさり納得しました。
- ある女性客が電話で、
「つかぬことをお伺いしますけれど・・・・・・」
「なんでしょうか?」
「航空会社というのは荷物タグへ、その持ち主の特長を書き込んだりしますか?」
「なぜ、そのようなご質問を?」
「先日、飛行機に乗ったら、荷物タグへ『FAT』と書いてありました。わたしが肥っていることと何か関係あるとか?」
「少々、お待ち下さい」
と、係員は受話器を押さえて吹き出します。どうにか笑いが収まり、呼吸を整えてから、
「お待たせしました。調べてみたところ、『FAT』というのはフレスノ飛行場のコードネームです。つまり、荷物の行き先を意味しており、その時、あなたの目的地もフレスノだったはずですよ」
「ああ、よかった!」
- 空港から電話をかけてきた客が、
「おれの乗る飛行機は、いったいどうすりゃ見分けられるんだ?」
「おっしゃる意味がよくわかりません。もう少し詳しく説明していただけますか?」
「おれは823便に乗れと言われた。しかし、どの飛行機を見ても、そんな数字が書いてないじゃないか!」
- 「わたしは例のコンピュータ機とかいうやつでペプシコーラへ飛ばなくちゃいけないのよ」
そう言った女性客に係員が聞きます。
「お客様は、コミュータ機でペンサコラへ飛びたいと、おっしゃりたいのですか?」
「ええ、べつになんだっていいけど・・・・・」
- あるビジネスマンが中国へ行くための必要書類について問い合わせてきました。パスポートのことをしばらく話し合ってから、係員は中国でヴィザが必要だと念を押します。しかし、
「いいや、その必要はないね。中国ならこれまで4回行ったが、そんなものは1度も持って行かなかったよ」
改めて規則を調べ、中国への入国にヴィザが必要であることを再確認した係員は、それを相手に説明するのですが、
「いいかい、わたしは4回中国へ行き、4回ともアメリカン・エクスプレスが使えたんだから」・・・・・・そりゃ、アメリカン・エクスプレスを使えるところなら、まずクレジット・カードのヴィザは使えるでょうね!?
- ミュンヘンはイタリア語で「Monaco」と意訳され、読み方は「モナコ」です。コートダジュールのモナコ公国も当然「モナコ」・・・・・・というわけで、モナコへ行こうと思って列車に乗ったらミュンヘンへ着いた。
- ある客が、
「わたしたちともう1組のカップルのためにハネムーン用スイートを1部屋予約してほしい」と言ってきました。
- 別の客が、
「ハネムーンの計画を立ててもらえますか?・・・・・・ぼくと新婦と、そしてぼくの母のために」
- 「そのホテルの部屋へ一度もペットが足を踏み入れたことがないか保証できますか?」と確かめた客がいます。
- こういう質問もありました。
「クルーズ船のスタッフも船上で寝るんですか?」
- 「イギリスでは英語は通じますか?」
- 「リゾートの別々の場所に2部屋予約してくれませんか。片方はわたしと妻のため、もう片方はわたしのガールフレンド用にお願いします」
- 「婚約者へは絶対に、わたしが最初の妻とのハネムーンでもここへ行ったとは言わないでほしい」
- 「カリブ海の島で結婚したいんです。アメリカでは婚姻が認知されない島で」
- 「写真撮影をする午後4時の時点で、わたしの顔に影はかかりますか?」
- 「ぼくが彼女へプロポーズしている最中に、うしろでクジラたちがジャンプするよう取り計らってもらえませんか?」
- 「航空会社へ、わたしがのびのびできるよう隣の席に誰も座らせないよう頼めますか?」
えっ、あなたも似たような経験をお持ちですって?
筆者から一言
「旅行代理店」に含まれる小咄(ジョーク)の多くは、原案がパブリック・ドメインとしてインターネット上に広く出回っており、筆者のオリジナルを含めて転写は読者のご自由です。 |
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