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気取り屋
- ホテルのバーでAとBが腕時計の話をしていました。Aはロレックス派、Bはブルガリ派、それぞれの良さを2人が議論しているところへ遅れて来たのはCです。Cが飲み物を注文するのを待って、BはAに言います。
「やっぱり、おれはブルガリのほうが好きだな」
そこで横からC曰く、
「ああ、おれも同感だね。なんたって、キャビアはブルガリが一番さ!」
そりゃ、たしかにベルーガは美味いのですが・・・・・・?
- A婦人がデパートで買物中、ふと思い出します。
「あっ、そうだ。B子に電話するのを忘れてたわ!」
彼女は辺りを見回しますが、公衆電話らしき影も形もありません。そこで、インフォメーション・デスクの案内嬢に、
「お電話、どこざんしょ?」
「それでしたら、地下1階の食料品売場にございます。あのエスカレーターを降りて、すぐ右側です」
さっそくエスカレーターで下へ降りたA婦人、言われたとおり食料品売場を探しました。しかし、いくら注意しながら見ても公衆電話はないのです。その近辺をさんざん探し回ったあげく、立ち止まって首をかしげる彼女の横が「おでん」売場・・・・・・A婦人には、まさかここが案内嬢の教えてくれた場所であるなど、想像もつきませんでした。
- ある日、Aはイタリア料理を食べに行こうとBを誘いました。レストランでウェイターから聞かれたAがカルボナーラを注文し、Bも同じものを頼みます。内心「気取った名前をつけやがって」などと思いつつ、食べてみると味はなかなかです。
数日後、その味が忘れらないBは、
「おい、ボラギノールを喰いに行かないか?」
と、Aを誘うのですが、Bと一緒に痔の薬を食べたくないAは断ります。
「悪いけど先約があるんだ」
- 買物に出たA子は「JUNKO」というデザイナーの名前が入ったトイレマットを購入します。本人は洒落たつもりでも、その夜、良人のB男がトイレから出るや、
「なんだ、あのマットは!」
と、眉をしかめました・・・・・・たぶんマットを見る時、左足で「J」の部分を踏んづけていたのでしょう。
- 演歌歌手では5本の指に入るA夫がアメリカへ興行の旅に出ました。帰国後の記者会見で、
「A夫さんはブランデーがお好きと、もっぱらの評判です。アメリカでは何を飲まれたのですか? やはりブランデーでしょうか?」
記者の質問に答え、
「ええ、そうですよ」
トレードマークの笑みを浮かべたA夫が言う。
「銘柄は?」
「そりゃ、テネシーが最高だね!」
これを「アメリカかぶれ」と言うのでしょうか、それとも「フランスかぶれ」?
筆者から一言
「気取り屋」に含まれる小咄(ジョーク)は、それぞれの原案がパブリック・ドメインであり、著作権の対象となりません。 |
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