人種差別
人種差別も小咄(ジョーク)の一つのジャンルとなっていますが、さすがにブラックな内容のものが目立ちます。ジャンルとしては「お国柄」と重複する部分が少なくありません。
- 俺は差別と黒人が大嫌いなんだ。
- とある港のバーへ、黒人の船員が肩に巨大なオウムを乗せて入って来ました。
「こいつは凄いな。どこで捕まえたんだい?」とバーテンが尋ねると、
「アフリカさ」とオウムが得意げに答えました。
- 「タイヤと黒人の違いを知ってるかい?」
「タイヤはチェーンをつけても歌わない」
- 「スティービー・ワンダーが目が見える手術をして成功したんだよ。でも自殺してしまったんだ」
「なぜだい?」
「自分が黒人だってことがわかったからさ」
- 「アメリカ人がクジラを殺すのは可哀想だって言うんだけど?」
「文化のようなものさ。可愛くて知性のある生き物を、アメリカ人は尊ぶ傾向にあるから」
「でも、大昔はインディアンを殺したじゃない?」
「そりゃ、クジラよりも不細工で馬鹿だったかったからさ」
- 職業安定所にやって来た若いメキシコ人が、真っ直ぐ受付のカウンターへ向かいました。
メキシコ人:「おい、仕事が欲しいんだ」
担当官:「ちょうどいい時に来たな。いま金持ちのオヤジから娘を守る屈強な運転手兼ボディーガードの募集があったよ。娘は結構イケてるらしいぞ。でかくて黒いベンツを運転するんだ。制服のスーツはすべて支給される。長時間勤務になるから、手当てや食事が付くしな。娘の休暇には海外へも連れてってやらなきゃならん。で、年俸が20万ドルだ」
メキシコ人:「おい、からかってるのか?」
担当官:「『からかってる』だって? それはお前のほうじゃないか。いまどき仕事なんかあるわきゃねぇだろうが!」
- 「アメリカで暮らすメキシコ人が英語の勉強をしないのは、なぜなの?」
「誘導尋問に引っかからないためさ」
- 「プエルトリコ人と中国人をかけ合わせると何ができるか知ってるかい?」
「運転できない自動車泥棒だろう」
- ナチス時代のドイツで、ライオンが動物園から逃げた時のことです。ライオンが目前に立ちはだかって危機一髪の少女を救ったのは、一人の勇敢な若者でした。その若者が新聞のインタビューへ、
「じつは私はユダヤ人です」と応えました。
そして翌日、朝刊の第一面を飾った見出しは、
「ユダヤ人、無抵抗のライオンを虐殺!」
- ゲシュタポのユダヤ人担当者でガス室などユダヤ人皆殺しへ腕をふるったアドルフ・アイヒマンが、戦後イスラエルの法廷で絞首刑を宣告されました。裁判長は、ユダヤの律法により死刑囚は一つだけ希望を述べることが出来るとアイヒマンへ説明しました。アイヒマンは小考の後、ユダヤ教に改宗したいという希望を述べました。つまりユダヤ人になりたいという意味です。裁判長が、その理由を説明するようアイヒマンへ求めると、彼はこう答えました。
「そうなれば、またひとりユダヤ人が死ぬことになるからです」と。
- 「韓国人がやってきた。どうなったと思う?」
「決まってるじゃないか。ゴミ箱は空、犬は妊娠さ」
筆者から一言
「人種差別」は、パブリック・ドメインとしてインターネット上に広く出回っている小咄(ジョーク)をアレンジしたものであることをお断りしておきます。