SHJ039 |
SHU020 |
SHU016 |
SHJ039 |
STC124 |
ジャーナリスト、ニック・クローニーの息子であり、また歌手ローズマリー・クローニーの甥でもあるジョージ・クルーニーは、1961年5月6日にケンタッキー州レキシントン市で生まれました。5歳の時、父親のトーク・ショー「ニック・クローニー・ショー」へ出演したのが彼のTVデビューとなります。しかし、野球選手を目指すクローニーは20代までTVから遠去かり、シンシナティー・レッドに入団できなかったことが役者となるきっかけです。最初はTVコマーシャルへの出演から始め、その後ワーナーブラザーズと契約し、'80年代および'90年代前半を通じて数多くのTV番組に出演しますが、ほとんどは脇役でまだまだ無名の存在でした。
そんなクローニーへ転機が訪れるは'90年代半ば、彼の主演するTVシリーズ「E・R(緊急病棟)」が大ヒットとなり、いちやく有名人の仲間入りを果たします。中でも若い女性に受けたことは、後の役柄への影響が少なくありません。また、それまでは「コンバット・ハイ(1986年)」の脇役で映画デビューを果たしたものの、大半がTVの仕事だったのです。
状況は「E・R」の大ヒットで一変し、多くの主演オファーが舞い込む中からクローニーはまずクエンティン・タランティーノの脚本およびプロデュース作「フロム・ダスク・ティル・ダウン(1996年)」を選びます。同年のミッシェル・ファイファーとの共演作「ワン・ファイン・デイ」に続いて、翌年「バットマンとロビン」でバル・キルマーから主役の座を引き継ぎ、好評を博しますが、映画そのもの評判はシリーズ中最悪でした。
以来、ニコール・キッドマンとの共演作「ピースメーカー(1997年)」、オール・スター・キャストの大作「シン・レッド・ライン(1998年)」、ジェニファー・ロペスとの共演作「アウト・オブ・サイト(1998年)」、湾岸戦争をパロディった「スリー・キング(1999年)」、セバッシャン・ユンガーのベストセラー小説を映画化した「パーフェクト・ストーム(1999年)」、コーヘン兄弟の「オー・ブラザー(2000年)」と話題作へ主演し、「オー・・・」での演技がゴールデン・グローブ賞に輝いています。
今世紀に入ってからは「オーシャン・イレブン(2001年)」で注目を集めた後、「ウェルカム・トゥー・コリンウッド(2002年)」が公開されたばかりです。そして11月末は「タイタニック」に続くジェームズ・キャメロン監督作「ソラリス」の封切りが控えており、来年の公開作「コンフェッション・オブ・ア・デンジャラス・マインド」は共演がジュリア・ロバーツ、ドリュー・バリモアというだけでも興味を引かれます。(2002年9月)
|
Copyright (C) 2002 by DEN Publishing, Inc. All Rights Reserved.