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1946年10月4日ニューヨーク市生まれの女優スーザン・サランドンは、現在2人目の良人ティム・ロビンスとの間に生まれた2人の息子を含む3人の母親でもあります。そして、ハリウッドのほとんどの女優が20代〜30代の間に全盛期を迎えるのに対して、彼女の場合は歳とともに、ますます磨きがかかってきたようです。ロビンスとの共演作「さよならゲーム」で主演したのが42歳、アカデミー賞にノミネートされて話題を呼んだ「テルマ&ルイーズ」は45歳、以来「ロレンツォのオイル 命の詩(うた)」、「依頼人」、「デッドマン・ウォーキング」の3本でも引き続きノミネートされてきました。
1967年、まだ学生であったスーザンは最初の良人クリス・サランドンと結婚し、卒業後、かのフォード・エージェンシーでモデルとして仕事を始めます。その頃、たまたま受けた映画のオーディションがきっかけとなり、女優稼業に入った彼女も、大きな役は回ってきませんでしたが、ソフィア・ローレン主演作「モータデラ」、ジャック・レモンとウォルター・マッソー共演作「フロント・ページ」などへ出演する他、TVや舞台で着々と地盤を固めてゆくのです。
ミュージカル「イブニング・ウィズ・リチャード・ニクソン」でブロードウェイ・デビューを果たしたサランドンに最初の転機が訪れるのは、1975年のロバートレッドフォード主演作「華麗なるヒコーキ野郎」と'80年代に一世を風靡する「ロッキー・ホラー・ピクチャー・ショー」の2本への出演でした。
当時を振り返った彼女は、「ロッキー・・・」が未だに印象深い一方で、あれほどアメリカの若者を引きつけた理由は理解できないとか・・・・・・ただ、この映画がもっとも当たっている当時は、サランドンにとってもっとも地味な活動時期ながら、「プリティー・ベイビー(1978年)」でブルック・シールズ演じる12歳の売春婦の母親役、「ラビング・カップル(1980年)」でシャーリー・マックレーンと良人を交換する主婦役と、マイペースで仕事を続けています。
やはり1980年、バート・ランカスターとの共演作「アトランティック・シティー」でアカデミーの主演女優賞にノミネートされた後、デビッド・ボウィーとの共演作「ハンガー(1983年)」では、カトリーヌ・ドヌーブとのレズ・シーンが話題を呼びました。私生活でも、1979年に最初の良人と離婚して以来、交際を続けた「プリティー・・・」や「アトランティック・・・」の監督ルイス・モールの次は、14歳年下のショーン・ペンとつき合い、それからイタリア人監督フランコ・アムリとの間に最初の女児を生むと、何かと話題の多いサランドンです。
1980年、40歳を迎えた翌年、「イーストウィックの魔女たち」でジャック・ニコルソン、シェール、ミッシェル・ファイファーと共演した後、先の「さよなら・・・」へと続き、「デッドマン・・・」まで4本続けてオスカー・ノミネートされてから3年間は休業します。
1998年、ジーン・ハックマン、ポール・ニューマンとの共演作「トワイライト 葬られた過去」で銀幕へカムバックしたサランドンは、同じ年ジュリア・ロバーツと共演した「グッドナイト・ムーン」が注目され、翌年はクリストファー・ウォーケンとの共演作「天井桟敷のみだらな人々」やナタリー・ポートマンの母親役を演じた「エニーホェア・バット・ヒアー」のほかにも、オーソン・ウェルズとジョン・ハウズマンのミュージカル「クレードル・ウィル・ロック」へ出演しています。(2000年7月)
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