お先に失礼!
ホームページ 2月号ベスト10 バックナンバー目次 4月号ベスト10 3月号最新情報
最新ヒット・ポスター集はここをクリックして下さい




 


ハリウッド・ベスト10

(2016年3月)



1位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Deadpool"(20世紀フォックス)映画評はここをクリックして下さい       アクション
ライアン・レイノルズ、モリーナ・バッカリン、
ジーナ・カラーノ、T・J・ミラー主演

週末興業成績/総売上:   3,116万ドル/28,525万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,856館/3週間
 
2位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Gods of Egypt"(ライオンズゲート/サミット)
ジェラルド・バトラー、ジェフリー・ラッシュ、    アクション
ニコライ・コスター=ワルドー主演

週末興業成績/総売上:   1,412万ドル/1,412万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,117館/1週間
 
3位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Kung Fu Panda 3"(20世紀フォックス)映画評はここをクリックして下さい アニメ
ジャック・ブラック、ジャッキー・チャン、
ブライアン・クランストン、デヴィッド・クロス、
ダシティン・ホフマン、ケイト・ハドソン、
アンジェリーナ・ジョリー、ルーシー・リュー(声優)

週末興業成績/総売上:    890万ドル/12,835万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,296館/5週間
 
4位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Risen"(ソニー)                 アクション
邦題: 「復活
ジョセフ・ファインズ、トム・フェルトン、
ピーター・ファース、クリフ・カーティス主演

週末興業成績/総売上:    682万ドル/2,252万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,915館/2週間
 
5位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Triple 9"(オープン・ロード・フィルムズ)  スリラー
ケイシー・アフレック、クリフトン・コリンズ・ジュニア、
キウェテル・イジョフォー、ガル・ガドット、
ウディ・ハレルソン、アンソニー・マッキー主演

週末興業成績/総売上:    611万ドル/611万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,205館/1週間
 
6位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Eddie the Eagle"(20世紀フォックス)    ドラマ
クリストファー・ウォーケン、タロン・エガートン、
ヒュー・ジャックマン主演

週末興業成績/総売上:    608万ドル/608万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,042館/1週間
 
7位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Witch"(A24)                ホラー
アンヤ・テイラー・ジョイ主演

週末興業成績/総売上:    507万ドル/1,668万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,204館/ 2週間
 
8位:
この映画のオフィシャル・サイト
"How to Be Single"(ワーナーブラザーズ) コメディー
アリソン・ブリー、ダコタ・ジョンソン、
レスリー・マン、ジェイソン・マンツォーカス主演

週末興業成績/総売上:    501万ドル/3,948万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,047館/3週間
 
9位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Race"(フォーカス)                ドラマ
ステファン・ジェームズ、ジェレミー・アイアンズ、
ジェイソン・サダイキス、カリス・ファン・ハウテン、
ウィリアム・ハート主演

週末興業成績/総売上:    410万ドル/1,369万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,387館/2週間
 
10位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Revenant"(20世紀フォックス)     アクション
邦題: 「レヴェナント:蘇えりし者
レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、
ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター主演

週末興業成績/総売上:    395万ドル/17,066万ドル
劇場数/現在までの上映期間:  1,645館/10週間



お先に失礼!

日本公開に先がけ、「ハリウッド最前線」
がお届けする、いま話題の映画レポート


 
Deadpool
デッドプール

画像による索引
マーベル・コミックでも異色の存在である「デッドプール」は、一見スーパーヒーローのようなスーパー悪役だ。ただし、憎めない悪役である。もともと特殊部隊上がりの傭兵で、人体改造により人並み外れた治癒能力と不死身の身体を持つ主人公「デッドプール」ことウェイド・ウィルソンが、ジョークを垂れ流しつつ暴れまくる本作は、言葉と暴力とセックス・シーンが過激という理由からマーベル・コミックで珍しくレイティングは「R(保護者と同伴でない18歳未満お断り)」だ。それが成功したことで、今後Rレイトのマーベル・コミック映画は増えてゆくだろう。ただ、ライアン・レイノルズがデッドプールを演じるのは本作が初めてではなく、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年)」でも登場しているが、その時は劇中「ウェポンXI(イレブン)」とだけ呼ばれ、最後の字幕でも「ウェイド・ウィルソン」としか出てこなかった。「グリーン・ランタン(2011年)」での主演が不評で、本人も続投する気はないレイノルズながら、このデッドプールがえらくお気に入りのようである。またデッドプールの役は、ハンサムな主演男優というばかりでなく、「プロポーザル(2009年)」などで見せたコミカルな要素があるレイノルズへ打ってつけだ。そんなレイノルズ演じる主人公は、時としてカメラ、つまり観客に向かってジョークを言ったり、これまでのマーベル・コミックとかなり雰囲気が違う。オープニングの字幕も惚けていて、普通だったら「ティム・ミラー」を「監督」としてクレジットするところを「支払い過ぎの道具」と書かれている。出演者は役名でなく「ホットな女」や「イギリス人の悪役」という具合だ。全編を通じて面白いシーンの1つがこのオープニングの字幕で、まだ映画を観ていない観客へは役名より返ってわかりやすい。名前が出たついでに、監督のミラーへ少し触れておく。長編映画の監督は本作が初めてながら、VXF(ブジュアル・イフェクツ)の世界ではよく知られており、これまで短編2本を監督している。新人だが、なかなかの健闘ぶりだ ――― 彼が監督(映画の道具)としてギャラを貰い過ぎているかどうかは定かでない ――― レイノルズ以外の出演は、ウィルソンのガールフレンド、ヴァネッサ役をモリーナ・バッカリン、デッドプールと敵対するウェポンX被験者兵士アジャックス役をエド・スクレイン、テレキネシス能力を持つミュータント、ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド役を新人女優ブリアナ・ヒルデブラン、自分のアドレナリンを操って怪力などを発揮する女ミュータント、エンジェル・ダスト役を格闘家の女優ジーナ・カラーノ、デッドプールの友人で情報提供などをするウィーゼル役をT・J・ミラー、ミュータントのコロッサスの声優をステファン・カピチッチという顔触れである。すでに続編の企画も進行中だ。



[ハリウッド・ベスト10先月号] [バックナンバー索引] [ホームページ] [最新情報今月号] [ハリウッド・ベスト10来月号]


(2016年3月)

Copyright (C) 2016 by Yasukazu Yokoi. All Rights Reserved.

サイトの最新情報 ホ=ムページ サイトマップ