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ハリウッド・ベスト10

(2016年5月)



1位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Jungle Book"(ブエナビスタ)      アドベンチャー
スカーレット・ヨハンソン、イドリス・エルバ、
ルピタ・ニョンゴ、ベン・キングズレー(声優)

週末興業成績/総売上:   6,154万ドル/19,221万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 4,028館/2週間
 
2位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Huntsman: Winter's War"(ユニバーサル)
邦題: 「スノーホワイト/氷の王国生    アドベンチャー
クリス・ヘムズワース、シャーリーズ・セロン、
ジェシカ・チャステイン、エミリー・ブラント主演

週末興業成績/総売上:   1,945万ドル/1,945万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,791館/1週間
 
3位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Barbershop: The Next Cut"(ワーナーブラザーズ)
アイス・キューブ、レジーナ・ホール、     コメディー
セドリック・ジ・エンターテイナー、アンソニー・アンダーソン主演

週末興業成績/総売上:   1,052万ドル/3,572万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,676館/2週間
 
4位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Zootopia"(ブエナビスタ)           アニメ
ジニファー・グッドウィン、ジェイソン・ベイトマン、
イドリス・エルバ、J・K・シモンズ(声優)

週末興業成績/総売上:    658万ドル/31,640万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,798館/8週間
 
5位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Boss"(ユニバーサル)          コメディー
メリッサ・マッカーシー、クリステン・ベル、
ピーター・ディンクレイジ、キャシー・ベイツ主演

週末興業成績/総売上:    623万ドル/4,966万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,375館/3週間
 
6位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Batman v Superman: Dawn of Justice"
(ワーナーブラザーズ)
映画評はここをクリックして下さい             アクション
邦題: 「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
ヘンリー・カヴィル、ベン・アフレック、
ガル・ガドット、ジェシー・アイゼンバーグ、
ジェレミー・アイアンズ、エイミー・アダムス主演

週末興業成績/総売上:    550万ドル/31,948万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,066館/5週間
 
7位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Criminal"(ライオンズゲート/サミット)    アクション
ケヴィン・コスナー、ライアン・レイノルズ、
ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ主演

週末興業成績/総売上:    312万ドル/1,088万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,683館/2週間
 
8位:
この映画のオフィシャル・サイト
"My Big Fat Greek Wedding 2"(ユニバーサル)
ジョン・コーベット、ジョン・ステイモス、      コメディー
ニア・ヴァルダロス、リタ・ウィルソン主演

週末興業成績/総売上:    210万ドル/5,537万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 1,749館/5週間
 
9位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Compadres"(パンテリオン)           アクション
ケヴィン・パロック、エリック・ロバーツ主演

週末興業成績/総売上:    140万ドル/140万ドル
劇場数/現在までの上映期間:  368館/1週間
 
10位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Eye in the Sky"(ブリーカー・ストリート)    ドラマ
バーカッド・アブディ、モニカ・ドラン、
ヘレン・ミレン、アーロン・ポール主演

週末興業成績/総売上:    120万ドル/1,496万ドル
劇場数/現在までの上映期間:   838館/7週間



お先に失礼!

日本公開に先がけ、「ハリウッド最前線」
がお届けする、いま話題の映画レポート


 
Captain America: Civil War
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

画像による索引
キャプテン・アメリカ・シリーズとしては一昨年(2014年)の「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」に続く本作、先月ご紹介した「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」と同じくスーパー・ヒーロー同士の戦いがテーマだ。日本では先月(4月)29日の公開と、珍しく5月6日の全米公開に先行し、好評を博している。アメリカでのヒットもまず間違いない。これまで12作が90億ドル(約1兆円)を稼ぎ出す以前、マーベル・コミックの映画化はギャンブルだと言われていたのが嘘みたいだ。2008年の「アイアンマン」は、まだ未知のスタジオによるそこそこの製作費で作った作品で、市場も未知なら主演のスター・パワーもはっきりしていなかった。そういうハリウッドが避けるギャンブルへ出た結果、「アイアンマン」はブロックバスター作となり、主演のロバート・ダウニー・Jrも今やA級(クラス)の中でもトップ・スターである。その「アイアンマン」から8年、本作がマーベルにとって、これまでの集大成だといえるだろう。たんなる13作目ではなく、マーベルが積み上げてきた世界の頂点へ到達した作品なのだ。監督のジョーとアンソニー・ルッソ兄弟は、12人のスーパー・ヒーローが勢揃いして活躍するだけの映画を作る代わり、そこへ複雑な人間ドラマを絡めている。観客は自覚する以上に感情を動かされるはずだ。CGIを多用したスーパー・ヒーロー映画で、クリス・エヴァンス演じる「キャプテン・アメリカ」ことスティーヴ・ロジャーズやダウニー・Jr演じる「アイアンマン」ことトニー・スタークに涙腺を刺激されることなどあり得ないと思う方は、ぜひ本作をご覧になるといい。タイトルどおりスーパー・ヒーロー達の内輪もめが本作のテーマであり、そのきっかけはアベンジャーズの面々が持つ超能力ゆえ、これまで数々の危機から世界を救ってきたいっぽう、人的物的被害もまた甚大な規模となっている状況を危惧し、世界はアベンジャーズを国際的な政府組織の管理下へ置こうとする。組織の許可なしでの活動を禁止する「ソコヴィア協定」の作成が決断され、ウィリアム・ハート演じる米国務長官サディアス・ロスはアベンジャーズのメンバーへ署名を求めるのだ。スタークがウルトロン計画の後悔から即座に署名する他には、「ブラック・ウィドウ」ことナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)や「ウォーマシン」ことジェームズ・ローディ・ローズ(ドン・チードル)も署名するが、「個人の行いは個人で責任を持つべき」という信念を持つロジャーズが強く反対し、そこへ「ファルコン」ことサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)や「スカーレット・ウィッチ」ことワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)らが続く。こうして生じた仲間内の亀裂は他の様々な要素が絡み合ってエスカレートし、更にキャプテン・アメリカ側へは「ウィンター・ソルジャー」ことジェームズ・バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)、「ホークアイ」ことクリント・バートン(ジェレミー・レナー)、「アントマン」ことスコット・ラング(ポール・ラッド)らが、そしてアイアンマン側へは「ブラックパンサー」ことテイ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)、「ヴィジョン」(ポール・ベタニー)、「スパイダーマン」ことピーター・パーカー(トム・ホランド)らが加わる。これ以上、内容には触れないが、ともかく本作の見どころは、その人間ドラマであろう。



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