お先に失礼!
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ハリウッド・ベスト10

(2016年11月)



1位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Boo! A Madea Halloween"(ライオンズゲート)
タイラー・ペリー、ベラ・ソーン主演
      ホラー・コメディー
週末興業成績/総売上:   1,722万ドル/5,256万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,299館/2週間
 
2位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Inferno"(ソニー)                 スリラー
トム・ハンクス、フェリシティ・ジョーンズ、
イルファン・カーン、ベン・フォスター主演

週末興業成績/総売上:   1,486万ドル/1,486万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,576館/1週間
 
3位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Jack Reacher: Never Go Back"(パラマウント)
トム・クルーズ、オルディス・ホッジ、       クライム・ドラマ
コビー・スマルダーズ主演

週末興業成績/総売上:    964万ドル/3,977万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,780館/2週間
 
4位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Accountant"(ワーナーブラザーズ)   ドラマ
邦題: 「ザ・コンサルタント
ベン・アフレック、ジョン・バーンソル、
アナ・ケンドリック、ジョン・リスゴー主演

週末興業成績/総売上:    848万ドル/6,123万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,402館/3週間
 
5位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Ouija: Origin of Evil"(ユニバーサル)     ホラー
邦題: 「呪い襲い殺す2
アナリース・バッソ、エリザベス・リーサー、
ルル・ウィルソン、ヘンリー・トーマス主演

週末興業成績/総売上:    711万ドル/2,468万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,168館/2週間
 
6位:
この映画のオフィシャル・サイト
"The Girl on the Train"(ユニバーサル)映画評はここをクリックして下さい  スリラー
エミリー・ブラント、レベッカ・ファーガソン、
ヘイリー・ベネット、ジャスティン・セロー主演

週末興業成績/総売上:    439万ドル/6,604万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,758館/4週間
 
7位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Miss Peregrine's Home for Peculiar Children"
(20世紀フォックス)
                ファンタジー
エヴァ・グリーン、エイサ・バターフィールド、
エラ・パーネル、アリソン・シャネイ主演

週末興業成績/総売上:    503万ドル/7,998万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 2,797館/5週間
 
8位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Keeping Up with the Joneses"(20世紀フォックス)
アイラ・フィッシャー、ガル・ガドット、       コメディー
ザック・ガリフィナーキス、ジョン・ハム主演

週末興業成績/総売上:    339万ドル/1,079万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 3,022館/2週間
 
9位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Storks"(ワーナーブラザーズ)         アニメ
邦題: 「コウノトリ大作戦!
アンディ・サムバーグ、ジェニファー・アニストン、
タイ・バーレル、ケルシー・グラマー(声優)

週末興業成績/総売上:    285万ドル/6,831万ドル
劇場数/現在までの上映期間: 1,901館/6週間
 
10位:
この映画のオフィシャル・サイト
"Ae Dil Hai Mushkil"(FIP)            ドラマ
アイシュワリヤー・ラーイ、アヌシュカ・シャルマ、
ランビール・カプール、ファワド・カーン主演

週末興業成績/総売上:    112万ドル/4,598万ドル
劇場数/現在までの上映期間:   302館/1週間



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日本公開に先がけ、「ハリウッド最前線」
がお届けする、いま話題の映画レポート


 
The Girl on the Train
ガール・オン・ザ・トレイン

画像による索引
この映画の原作であるポーラ・ホーキンズのベストセラー小説が成功した理由の一つは、デヴィッド・フィンチャー監督作「ゴーン・ガール(2014年)」がヒットしているところへの発売という出版のタイミングは否定できない。もちろん、それ以上に主人公レイチェル・ワトソンの存在感が読者を惹きつけなければベストセラーとはならなかっただろう。その映画化版である本作でエミリー・ブラント(「プラダを着た悪魔」)が演じるレイチェルは、良人のトム・ワトソン(ジャスティン・セロー)と離婚し、深い悲しみとアルコールに溺れていた。そんな彼女を慰めるのが、かつてトムと暮らしていた近所の仲むつまじい若夫婦の姿だ。通勤電車の窓から2人を眺めてはトムと過ごした日々を思い出すレイチェルだったが、ある日その夫婦の妻の不倫現場を目撃する。翌日、電車を降りて彼らの様子を確かめようとする彼女は、飲み過ぎのせいもあって記憶を失ってしまう。やがて自分の部屋で大けがを負った状態で目を覚まし、その人妻が死体で発見されたのを知ったおかげで・・・・・・出演はブラントやセローの他、かつてトムが浮気をし、今では再婚して子供もいる相手のアナ・ワトソン役をレベッカ・ファーガソン(「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」)、そして殺された人妻でトムとアンの子供の子守でもあったミーガン・ヒップウェル役をヘイリー・ベネット(「マグニフィセント・セブン」)がそれぞれ演じている。物語はまったく性格の違うこれら3人の女性を巡って展開してゆく。監督は「ジェームス・ブラウン 〜最高の魂(ソウル)を持つ男〜(2014年)」などのテイト・テイラーで、もともとロンドン郊外が舞台となっていたのをニューヨーク郊外へ変更している以来、ほぼ原作に忠実だ。アル中のレイチェル、若いステレオ・タイプのミーガン、子育てに懸命な母親となったアナ、そんな3人の生活はミーガンの失踪がきっかけとなって変化を遂げる。レイチェルはミーガンへ何が起こったのか調べだす。アル中の素人探偵だ。そこで浮かび上がってくるのは3人の女性ばかりでなくトムの背景。クライマックスを含めて、テイラー監督や脚本のエリン・クレシダ・ウィルソン(「クロエ」)もなかなか健闘しているが、ホーキンズの原作と比べるとややピント外れな印象を受ける部分はある。原作を読んでいない映画ファンなら文句なくお薦めする一方、読んだ方だとどうしても原作と比較してしまうかもしれない。



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