医者
医者と弁護士は小咄(ジョーク)の格好の題材です。弁護士なら以前ご紹介しているので、今回は医者の登場です。
- 患者:「先生、なんとかして下さい。ひどい頭痛なんです。まるで額に釘を打ち込まれたみたいで耐えられません。たぶん仕事のストレスのせいなんでしょうが、仕事を辞めるわけにはいかないんです。先生、お願いします」
医者:「いい治療方を教えよう。私もきみとまったく同じような頭痛で悩まされたことがあった。ある晩、妻にオーラルセックスをしていた時のことだ。妻が両脚で私の頭を挟んで締め付けた、とっても強くね。そのプレッシャーのおかげなのか、頭痛は軽くなったんだよ。そこで、私は2週間、毎晩同じことを続けてみると、すっかり頭痛が治った」
患者:「本当にひどい頭痛なんです。先生のおっしゃることなら、何だって試してみます」
医者:「じゃあ、2週間後にまた来たまえ」
そして2週間後、
患者:「先生は名医だ、奇跡としか思えません。先生がおっしゃったのとまったく同じことを試してみたら、すっかり頭痛がなくなりました。やっぱり、ストレスだったんだ・・・・・・ところで、先生のお宅、とても綺麗ですね!」
- ある女性が病院を訪れ、
患者:「先生、音も臭いもしないんですけど、おならが止まらなくて困ってるんです。今、こうしている間にも、じつは何度もおならが出ているんです」
医者:「お薬を処方しますから、2週間後に来て下さい」
そして2週間後、再び病院を訪れた女性は怒って言いました。
患者:「先生、あのお薬を飲んだら、おならの回数は減らないし、しかも音がするようになりましたわ。かえって悪くなってるんじゃなんですか?」
医者:「はい、聴覚はだいぶ良くなりましたね。あとは嗅覚です」
- セックス・カウンセリングを受けた中年男が、カウンセラーに言いました。
「最近、妻を見てもまったく性欲が湧かないんです」
「では、奥さんのすべての行動をよく観察し、何かの仕草へ少しでも欲情したら、その場ですぐセックスをするようにしてみたらいかがですか?」
そして2週間後、再びカウンセリングを受けた男は、
「先生の言われたとおりやってみました。そうしたら一昨日、ディナーの途中で妻がフォークを床に落としたんです。それを拾う妻の仕草が妙にセクシーで、私は欲情しました。そしてアドバイスどおり、すぐセックスを試みたんです」
「ほう、それで上手くいきましたか?」
「いや、駄目でした」
「それはなぜ?」
「ウェイターに取り押さえられてしまったので・・・」
- 年配の婦人に付き添われた魅力的な若い女性が診察室へ入ってきました。
「先生、診ていただきたいのですが?」
「どうぞ、どうぞ。カーテンの向こうで衣服を脱いで下さい」
「いいえ、私じゃありません。ここにいる叔母なんですが?」
「わかりました」と、年配の婦人へ振り返った医者は、
「奥さん、そこへ座って舌を出して下さい」
- 「先生、余命1ケ月と聞きましたが、手術代の1,000ドルはとても今月中に払えそうもありません」
「よろしい。では、余命6ケ月にしましょう」
- 「先生、最近、物忘れがひどくて、さっきあったことも忘れてしまって困るんです」
「そうですねぇ、とりあえず治療費を前金でもらいましょうか?」
- 「先生、こいつが屋根から落ちましたんで、急いで診てやって下さい」
「どれどれ・・・・・・もう少し早く連れて来ればよかったが、手遅れですな」
「『もう少し早く』ったって、たった今、屋根から落ちたところなんですよ!」
「だから、落ちる前なら、なんとか出来た」
- 売春婦(コールガール)が風邪をひいたので病院へ行ったら、医者からこう言われました。
「この薬を飲んで3日間、ベッドから離れていなさい」と。
- アメリカで風邪をひいた日本人が病院へ駆け込みました。
アメリカ人の医者:「調子はいかがでしょうか?」
日本人の患者:「元気です。そして、あなたは?」
- 男A:「この病院はヤブ医者だぜ。血液検査をしたら指を切っちまいやがった」
男B:「なんてこった! 俺は尿検査に来たんだぞ」
- 男A:「どうしたんだ、浮かない顔をして?」
男B:「女房が入院したんだよ」
男A:「そうか、それは大変だね。どこへ入院したんだ?」
男B:「駅前の病院だよ」
男A:「なんだって? あそこはヤブで有名だよ。今までも医療ミスでたくさん死んでる」
男B:「そうだったのか! そりゃいいことを聞いた」
- 男A:「聞いてくれよ、俺は先日不眠症で精神科へ行ったんだ。そうしたら医者の奴、とんでもない量の資料を渡しやがってさ」
男B:「そいつは大変だったな。ヤブ医者はロクな診療もしないで金ばかり請求する」
男A:「あぁ、俺も読むのが嫌になって途中で寝ちまったよ。本当に困ったもんだ!」
- 手術を控えた患者が執刀医へ、
患者:「先生、私、とても怖いんです。手術なんて初めてのことなんです」
執刀医:「お気持ちはよくわかりますよ。私もとても怖いです。手術なんて初めてですから」
- ある男が心臓移植手術で一命を取り留めました。その男の病室を訪れた医師が言います。
医者:「きみが助かったのは、私の手術のおかげだよ」
男:「あなたが私の手術をしてくれたのですね。ありがとう、ありがとう!」
医者:「いいや、私が手術したのは、その心臓の提供者のほうだよ」
- ある男が入院生活の末、病院で亡くなり、
主治医:「奥さん、このたびはご愁傷様です。それで大変お辛いところ申し訳ありませんが、こちらの死亡証明書に署名していただけますか?」
亡くなった男の妻が受け取った書類の署名欄以外へ何かを書きかけるのを見た主治医は、
主治医:「奥さん、そこじゃありません。一番下が署名欄です。そこは死因を書く欄で、私が・・・」
妻:「はい、わかってます。だから先生の名前を書くんです」
- 子供が2人、何をして遊ぼうか相談していました。1人が言います。
子供A:「お医者さんごっこ、しようよ」
子供B:「いいね」
子供A:「きみ、手術しなよ。僕、訴えるからさ」
- 毒物管理センターで医学生が当番をしているところへ取り乱したブロンドがやってきて曰(いわ)く、
ブロンド:「助けてください、娘が蟻を食べてしまって!」
医学生:「蟻に毒はありませんから大丈夫です。心配でしたら念のため病棟で診てもらったらどうですか?」
それを聞いたブロンドは、ようやく落ち着いた様子で、
ブロンド:「取り乱して、すいませんでした。娘が蟻を食べたと大騒ぎしたんで、私も慌てて蟻用の殺虫剤だけは食べさせたんですけど、どうしていいかわからなくて」
医学生:「なぜ、そんなバカなことしたんです! 殺虫剤なんか食べさせたら死んじゃいますよ」
ブロンド:「失礼ね、人の娘を虫扱いしないで!」このオチにはもう1つのパターンがあります。
医学生:「なぜ、そんなバカなことしたんです! 殺虫剤なんか食べさせたら死んじゃいますよ」
ブロンド:「いやねぇ、もちろん缶ごとじゃないわよ」
- ある医者のところへ夜、女性から電話がかかってきました。
「先生、うちの子がコンドームを飲み込んじゃって大変なんです」
「わかりました。今から行きます」
医者が出かける支度をしていると再び電話が鳴り、
「あっ、先生、来ていただかなくて結構です。別のが見つかりましたから」
- 酒場で1人の医師が深酒をしていました。悩み事がある様子を見て、隣に座った男が尋ねます。
「あなた、何か悩み事でも?」
「じつは、私は医師なのですが、つい出来心で患者とセックスをしてしまったのです」
男はニヤリと笑い、
「患者と寝た医者なんて数え切れないほどいるさ。羨ましいぐらいだね」
しかし、医者は首を横に振ると、
「でもね、私は獣医なんですよ」
- 病院を訪ねた男が、
「先生、ちょっとご相談があるんですが、笑わないと約束していただけますか?」
「もちろんだとも。どうしましたか?」
「それを聞いて安心です。では」と、男がズボンを脱ぎ、現われたのは医者が診たこともないような小さなペニスでした。堪えきれなくなった医者は笑い転げた後、正気を取り戻すと、
「すまん、すまん。私としたことが、どうしたものか? 医者として、また紳士として、名誉にかけて二度と笑いはしない。約束だ。で、具合が悪いというのは何かな?」
「虫に刺されて腫れ上がっちゃったんです」
- ある男が精神分析医のもとを訪ねました。精神分析医は言います。
「週に3回来院して下さい。1回のカウンセリングで3つの質問ができます」
「カウンセリング料はおいくらですか?」
{週1,000ドルです」
「それ、ちょっと高すぎませんか?」
「いいえ、それが相場です。さぁ、最後の質問は?」
- 精神科を訪ねた男が、
「先生、家内は洋服が盗まれやしないかと病的なほど心配するんです。ちょっと異常すぎやしないか、わたしは心配で・・・」
「どんな風に病的なんですか?」
「つい先日も、わたしがいつもより早く帰宅すると、家内の雇った男が洋服ダンスの中で見張りをしていたんですよ」
- 精神科医のところへ1人の婦人がやって来て言いました。
「先生、良人のことでご相談したいんですけれど、良人は自分が冷蔵庫だと思い込んでいるらしいんです」
「ご心配なさらなくても大丈夫でしょうな。それほど実害のない思い込みですから」
「でも先生、良人は口を開けたまま寝る癖があるものですから、明りが眩しくて、わたし、とても眠れないんですの」
- まず良人を診察室へ招き入れた医師が、
「あなたは、お年のわりに大変いい身体を維持されてますね」
「ええ」と胸を張った男が続けて、
「わたしは酒もタバコもやらないし、それに主がいつもわたしを見守ってくれてますから」
「はて、どういう意味でしょうか?」
「昨夜もわたしがトイレに行った時のことです。主はわたしが足を踏み外さないよう、ドアを開けた瞬間、灯りを点けてくれました」
「なるほど、それは素晴らしい」と、医師は少々混乱しながらも、にこやかに答え、今度は良人の代わり妻に診察室へ入ってもらうよう言います。そして、入ってきた女を見た医師が、
「奥さん、あなたはお年のわりに大変いい身体を維持されてますね」
「ええ」と胸を張った女が続けて、
「わたしはお酒もタバコもやらないし・・・」
「それに、主があなたをいつも見守って下さるからと?」
「それは、いったいどういう意味ですの、先生?」
「あ、あれ、違うんですか? あなたの旦那さんは、そのように言っていましたが・・・」と、混乱した医師が続けて言います。
「先ほど、あなたの旦那さんは、昨日の晩、トイレのドアを開けた瞬間、主が灯りを点けてくれたと・・・」
「なんですって! うちの旦那、また冷蔵庫にオシッコしたのね!!」
- 精神分析医:「あなたがここへいらっしゃるのも、これが最後だと思いますよ」
患者:「それは、治ったということですか?」
精神分析医:「そうです。 今、あなたの盗癖はコントロールされています。もう2年間、何も盗んでいません。盗癖の原因が何か、お分かりになっていらっしゃるようですしね」
患者:「それは、とても嬉しいです、先生。 帰る前に一言いわせて下さい。わたしたちの関係はまったく職業的なものでしたけれど、たいへん実りの多いものでした。助けていただいたお礼といってはなんですが、何かお返し出来ればよいのですが・・・」
精神分析医:「あなたからは料金をいただいています。あなたからいただくものはそれだけです」
患者:「わかっています。でも先生、何か個人的にして差し上げられることはありませんか?」
精神分析医:「そうですねぇ・・・・・・いいことがあります。もしも再発したら、息子は任天堂のゲームを欲しがっているんです」
- 大脳生理学分野の権威といわれる医者の書いた「ボケ防止に効くこの1冊!」という著書がベストセラーとなりました。なんでも各書店で連日飛ぶように売れ続け、店頭へ平積みにしてある分が、入荷しては即発注を繰り返しているといいます。主な購買層は60〜80代で、男女の区別無く同じ人が毎日同じ時間にやってきて、同じ置き場所から同じようにレジまで持ってきて、同じ支払で同じお釣りを持って帰ってゆくのだそうです。
- 患者:「本当に、もう毎日悲しいことばかりなんです。満たされなくて、いつも辛い気持ちなんです」
医師:「うむ、隣の街にどんな人でも楽しい気持ちにさせてくれることで有名なピエロがいるそうだから、あなたも行って楽しませてもらってはいかがですか?」
患者:「そのピエロはわたしです」
筆者から一言
「医者」は、パブリック・ドメインとしてインターネット上に広く出回っている小咄(ジョーク)をアレンジしたものであることをお断りしておきます。