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(2018年7月)          




ハサウェイの駄目出し

オスカー男優マシュー・マコノヒーの主演最新作「セレニティ」は、共演にアン・ハサウェイ(写真)やベテラン女優ダイアン・レインを揃えた期待のスリラー映画です。その作中、マコノヒーと元夫婦役を演じているハサウェイが、撮影の途中でマコノヒーの男くさい体臭へクレームを出していたといいます。関係者の話ではハサウェイが、「マシュー、あなたのことは大好きよ。でも臭いの!」と言っていたらしく、撮影前に身体を洗ってきてくれとマコノヒーを説得していたとか。また別の関係者いわく、2人が絡むシーンでは不快な臭いを誤魔化すため現場で香を焚いていたようです。ただ、この映画が撮影されたのは1年も前で、今頃この話題が出てくるのは違和感があります。そこで、ゴシップの真偽を検証するサイト「ゴシップ・コップ」がハサウェイの代理人に直接問い合わせたところ、その話はでっち上げだとの回答でした。マコノヒーへもハサウェイへも迷惑な話ですが、マコノヒーの体臭説には根拠がないわけではありません。2005年、「ピープル誌」へ掲載された記事で「最もセクシーな男性」の1人に選ばれたマコノヒーは、「本人の持つ体臭が一番セクシーさ。もう20年以上デオドラント製品を使っていない」と話しています。また、2008年の「プレイボーイ誌」のインタビューでは、「フールズ・ゴールド カリブ海に沈んだ恋の宝石(2008年)」で共演したケイト・ハドソンから「頼むからデオドラントを使って!」と懇願され、撮影が終わるまで毎日何回もシャワーを浴びて清潔を保っていたとも話しているのです。「セレニティ」の予告編では、南の島で汗だくになっているマコノヒーが映っており、デマもそこから発生したのかも? 本作には下着姿のハサウェイのセクシーなショットも随所へ盛り込まれており、美しい南の島で起こるスリリングな展開となりそうです。



再びケノービ役?

正式発表ではないものの、ユアン・マクレガー(写真)がオビ=ワン・ケノービ役で、新たな3部作の完結編にあたる「スター・ウォーズ/エピソード9」へ再び出演するかもしれません。関係者の話だと、「ユアンは次の『スター・ウォーズ』のため、秘密裏に撮影することが決まっているんだ」と証言したといいます。ケノービはアナキン・スカイウォーカー/ダース・ベイダーおよびルーク・スカイウォーカーという2世代の主人公を指導したジェダイ・マスターで、マクレガーは「エピソード1〜3」へ若きケノービ役で出演、新たな3部作の幕開けを飾った「スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒(2015年)」でもケノービ役で声優を果たしました。その際(「エピソード7」の)監督のJ・J・エイブラムスから、「きみもどうにかして参加すべきだと本当に感じている。きみも作品の一部だと思うんだ」とオファーされたと語っていたマクレガーです。また、「スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ(2017年)」でいったん監督の座をライアン・ジョンソンへ譲ったエイブラムスが、「エピソード9」では再びメガホンを取っており、マクレガーの再出演もありそうな話だといえます。加えてケノービに関しては、彼が主人公のスピンオフの企画も進行中ながら、関係者の話だと、「ディズニーはオビ=ワンの単独映画を熟考していますが、そのストーリーへまだ不安は拭えないのです」と語っているそうです。先日の「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の全米での興行があまり振るわなかったことから、企画中の「スター・ウォーズ・スピンオフ・シリーズ」の製作が中断されたと一部で報じられ大きな話題になりましたが、ルーカス・フィルムはすぐさま、いくつかの企画は現在も進行中だと反論しています。



ジョン=カーメンの悪役

今月(7月)6日に全米公開を控えたマーベル・スタジオの新作「アントマン&ワスプ」、日本では8月31日の公開を予定しています。体長1.5センチにまで小さくなることができる異色のヒーロー、アントマンの活躍を描いた2015年の1作目同様、続編である本作でもアントマンことスコット・ラング役のポール・ラッドをはじめ、アントマンのスーツの開発者であるピム博士役のマイケル・ダグラス、ビル博士の娘ホープ・ヴァン・ダイン役のエバンジェリン・リリー、スコットの親友ルイス役のマイケル・ペーニャ、そして監督のペイトン・リードが再結集。本作では1作目の最後で予告されたとおり、アントマン・スーツ同様、体長1.5センチまで小さくなれるスーツでダインがヒロイン「ワスプ」としてアントマンとともに活躍します。そんなアントマンとワスプの立ち向かう相手は、あらゆる物体をすり抜けられる敵「ゴースト」です。「レディ・プレイヤー1(2018年)」や「トゥームレイダー ファースト・ミッション(2018年)」のハナ・ジョン=カーメン(写真)が、このゴースト役を演じます。本作も1作目同様、元泥棒でバツイチ、愛娘とはなかなか会わせてもらえず、FBIの監視下へ置かれた頼りないアントマンと、いっぽうで身体のサイズを自由自在に操りながら次々と敵を倒していくワスプのコンビがユーモアたっぷりで描かれています。物体をすり抜けられる神出鬼没の謎の美女ゴーストから、アントマン誕生の鍵を握る研究所を守るため、建物をスーツケース・サイズへ縮小したり、身近なアイテムを巨大化して攻撃したりと、ユニークな戦いが繰り広げられてゆくのです。小さくなるほど強くなるコンビの意表をつくバディ・アクションとともに、巨大化したアントマンが走行するトラックを押しとどめようと悪戦苦闘する場面など、コメディ要素も健在。



007新作へストロングが出演?

007シリーズの新作へ、「ゼロ・ダーク・サーティ(2012)」や「キングスマン(2014年)」のマーリン役などで知られるマーク・ストロング(写真)が出演するのではないかと、もっぱらの噂です。その発端となったのは、ストロングのパーソナル・トレーナーがジムでワークアウトするストロングの動画へ、「僕とマーク・ストロングは新たなプロジェクトに取り組んでいる #ジェームズ・ボンド #007 #ダニエル・クレイグ」など、007関連のハッシュタグ(#)を付けてインスタグラムへ投稿したことでした(現在、この投稿は削除されています)。「キングスマン・シリーズ」などでスパイ組織の一員に扮したほか、ストロングがジェームズ・ボンド役のクレイグとはプライベートでも仲が良いことで知られており、ぴったりの配役といえそうです。もっとも、ストロングの代理人はこの報道が「不正確だ」とだけ公表しています。クレイグへは最後の「007」作品になるとみられていた前作「007 スペクター(2015年)」の公開時、「ダニエルがボンドをやっているとき悪役をやりたかったね。僕らは親友だから。最高だったと思うよ」と語っていたストロング。ブロッコリー親子がプロデュースしたシリーズ通算25作目となる新作は正真正銘、クレイグがボンド役を演じる最後の作品となるだけに、ぜひとも実現してほしいキャスティングです。いっぽうで新作の悪役は、女優のヘレナ・ボナム・カーターで決まるかも。現在、キャスティングの最終調整中で、プロデューサー陣がカーターを熱望しているともいわれています。悪役は誰が演じるにせよ、メガホンを取るのは「スラムドッグ$ミリオネア(2008年)」のオスカー監督ダニー・ボイルで、今年12月3日より撮影開始、来年(2019年)11月8日の全米公開予知です。



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